シニアドライバーの車メンテナンス|安全に乗り続けるために整備士が勧める3つの習慣
「年を取ったら車を手放すべき?」——そんな相談をいただくことがあります。でも、伊賀市のような地域では車は生活の足。バスの本数も限られ、車なしでの生活は現実的ではありません。
大切なのは**「いつ降りるか」ではなく「安全に乗り続けるために何をするか」**です。
30年間、あらゆる年代のドライバーの車を整備してきた経験から、シニアドライバーの方に特に実践してほしい3つのメンテナンス習慣をお伝えします。
習慣1: 半年に一度の「視界改善」メンテナンス
加齢に伴う視力の変化は避けられません。特に影響が大きいのが夜間の視力低下と光のまぶしさです。これはメガネだけでは解決できない問題ですが、車のガラスの状態を最良に保つことで大幅に改善できます。
半年ごとにやるべきこと
- フロントガラスの撥水コーティング: 雨天時の視界が格段に改善。水滴が玉になって流れ落ちます
- ウロコ・水垢の除去: 白くくすんだガラスをクリアに戻す
- ワイパーゴムの交換: 劣化したゴムはガラスに傷をつけ、視界を悪化させます
「こんなに見えるようになるとは」と驚かれるお客様が多いです。視界が良くなると運転の疲れも軽減され、安全マージンが広がります。
当店のガラスケアサービスでは、ウロコ除去から撥水コーティングまで一括で施工できます。
習慣2: 季節の変わり目にタイヤ・ブレーキ点検
タイヤとブレーキは、季節ごとにコンディションが変わります。特にシニアドライバーの方に気をつけていただきたいのが以下のポイントです。
タイヤ
- 製造年を確認: タイヤ側面に4桁の数字(例: 2321 = 2021年23週目製造)。5年以上前のタイヤは見た目が良くても劣化が進んでいます
- 空気圧を月1回チェック: ガソリンスタンドで無料でできます。低い空気圧はブレーキ距離が延びる原因に
- 溝の残量: 新品タイヤの溝は約8mm。4mm以下になったら交換を検討
ブレーキ
- ブレーキパッドの残量: 残り3mm以下は交換時期。キーキー音は交換のサインです
- ブレーキフルードの劣化: 2年ごとの交換が目安。古いフルードはブレーキの効きが悪くなります
これらの点検は、車検のタイミング(2年に1度)だけでは間に合いません。半年に一度の定期点検を習慣にしましょう。
習慣3: 安全装備のアップデート
10年以上前の車にはない安全装備が、今の車にはたくさんついています。車を買い替えなくても、後付けできる装備があります。
後付けできる安全装備
- 踏み間違い防止装置: アクセルとブレーキの踏み間違いを防止。国や自治体の補助金が使える場合もあります
- バックカメラ: 後方の死角をモニターで確認。駐車時の安全性が大幅に向上
- コーナーセンサー: 障害物に近づくと音で警告。車庫入れの強い味方
買い替えも選択肢の一つ
「そろそろ車を替えようか」とお考えなら、**サポカー(安全運転サポート車)**がおすすめです。
- 自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)
- ペダル踏み間違い時加速抑制装置
- 車線逸脱警報
- 先進ライト(自動ハイビーム)
当店は特定メーカーの代理店ではないため、お客様の予算・用途・体格に合わせて、メーカーに縛られない本音のアドバイスができます。車両販売のページもご覧ください。
まとめ: 安全に乗り続けるための3つの習慣
- 半年に一度の視界改善メンテナンス — ガラスコーティング・ウロコ除去・ワイパー交換
- 季節の変わり目にタイヤ・ブレーキ点検 — 車検の合間も定期的にチェック
- 安全装備のアップデート — 後付け装備や、サポカーへの乗り換え
「まだ大丈夫」と思っているうちに備えることが大切です。お車の状態が気になったら、お気軽にご相談ください。
レストアショップ友好 三重県伊賀市川合103-15 / TEL: 0595-43-2010 10:00〜19:00(日曜・祝日定休)
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