高齢の親の運転が心配な方へ|プロが教える5つの安全チェックポイント
「お盆や正月に帰省したとき、親の運転が前より危なく感じた」「電話で事故のニュースを聞くたびに、うちの親は大丈夫かなと心配になる」。そんな声を多くいただきます。
伊賀市は高齢化率が全国平均を上回る地域。車がなければ買い物も通院もままならない現実があり、「免許を返せ」とは簡単に言えません。だからこそ、車の状態を万全に保つことが大切です。
30年間、地域の皆さんの車を見てきた整備士の視点から、ご家族がチェックできる5つのポイントをお伝えします。
1. ガラスの視界は確保できているか
フロントガラスに以下の症状はありませんか?
- ウロコ状の白い汚れ(水垢が固着したもの)
- ワイパー傷による筋状の曇り
- 内側の曇りや油膜
高齢になると夜間の視力が低下するため、ガラスの汚れや傷の影響をより強く受けます。「夜の運転が怖い」とおっしゃる方のガラスを確認すると、ウロコや傷で視界が大幅に悪化しているケースが多いです。
ガラスのウロコ除去と撥水コーティングを施工するだけで「夜の運転がラクになった」というお声をよくいただきます。
2. ブレーキは正常に効いているか
ブレーキは命に関わる最重要パーツです。以下の症状があれば、早急に点検が必要です。
- ブレーキを踏むとキーキー音がする(ブレーキパッドの残量が少ない)
- ブレーキペダルの踏みしろが深い(以前より奥まで踏まないと効かない)
- ブレーキを踏むと車体が振動する(ディスクローターの歪み)
ブレーキの異常は、運転者本人は「こんなものだろう」と慣れてしまっていることがあります。帰省時に助手席に乗ったとき、ブレーキの効き具合に注意してみてください。
3. タイヤの状態は大丈夫か
タイヤは路面と車をつなぐ唯一の接点。以下をチェックしてください。
- 溝の深さ: 10円玉を溝に差し込んで「10」の文字が見えたら要交換(残溝1.6mm以下は法律違反)
- ひび割れ: タイヤの側面にひびが入っていないか。古いタイヤは硬くなり、グリップ力が低下します
- 空気圧: 見た目でつぶれていなくても、空気圧が低いとブレーキの効きが悪くなります
タイヤは製造から5年以上経過すると、溝が残っていても劣化が進んでいます。交換時期の判断は整備士にお任せください。
4. ライト・ウインカーは正常か
ライトの球切れは本人が気づきにくい箇所です。帰省時に確認をおすすめします。
- ヘッドライト: 片方だけ暗い、黄ばんで光量が落ちていないか
- ブレーキランプ: 家族にブレーキを踏んでもらい、後ろから確認
- ウインカー: 点滅速度が速い場合は球切れのサイン
ヘッドライトのレンズが黄ばんでいると光量が大幅に低下します。レンズ磨きで改善できることが多いので、気になったらご相談ください。
5. 車体にキズやへこみが増えていないか
車庫入れの際のこすり傷、バンパーのへこみ、ドアミラーの傷など、覚えのないキズが増えていたら要注意です。運転操作の精度が落ちている可能性があります。
キズそのものは板金・塗装で修復できますが、大切なのは**「なぜキズが増えたのか」**を考えること。車の感覚がつかみにくくなっているなら、コーナーセンサーやバックカメラの後付けも有効な対策です。
チェックに不安があれば、プロにお任せください
「自分で見てもよくわからない」「帰省は年に数回だけで心配」という方は、プロの安全点検をご利用ください。
当店では、ブレーキ・ライト・ミラー・ワイパー・タイヤの状態を総合的にチェックするシニア安全点検を行っています。ご家族からのご依頼も多く、点検結果は電話でご報告いたします。
レストアショップ友好 三重県伊賀市川合103-15 / TEL: 0595-43-2010 10:00〜19:00(日曜・祝日定休)
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